東大阪市立高井田西小学校
実施概要
実施校 | 東大阪市立高井田西小学校 |
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担当者 | 校長 内山 秀男 |
対象 | 6年生(32名) |
実施日 | 平成16年10月25日(金) |
内容 | 地震国日本と安全な街づくり |
ねらい | 地震発生のメカニズムを学び、地震に関心をもち地震国日本で暮らしていくための対応を考える。 |
提供企業・団体 | 株式会社竹中工務店 |
授業場所 | 同小学校 パソコン室 |
授業までの流れ
- 5月28日
- 東大阪市立高井田小学校へ連絡
- 6月11日
- 打合せ(1) <学校担当者・竹中工務店・事務局>
内容:授業内容、日程調整 - 9月8日
- 開催日10月25日に決定
- 9月27日
- 打合せ(2) <学校担当者・竹中工務店・事務局>
内容:機材確認、当日詳細等 - 10月25日
- 実施
※授業終了後、学校・生徒・受入講師よりそれぞれアンケート回収し終了
実施カリキュラム
時間 | 項目 | 内容 |
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3限(10:45~11:00) | 挨拶 地震について |
子供向けインターネットプログラム「Yahooキッズ」を利用して、地震のしくみ・自分たちの暮らしている位置を確認し、断層プレートとの関係を学ぶ(パワーポイント使用)。 |
(11:00~11:20) | 神戸復興への道(ビデオ10分) | 阪神大震災の映像・三宮駅、海岸ビルの復旧 |
免震で安心(ビデオ10分) | 免震の説明・震動台実験・耐震、制震、免震の模型実験・免震の原理・地震の揺れの実験・施工実験 | |
(11:20~11:30) | 質疑応答 |
授業評価
生徒
授業から得たもの
- 大きな地震を体験したことがないので怖さはわからないけれど、テレビやビデオで被害の様子をみてとても怖いと思いました。
- これから日本はまた大きな地震が起こると聞いているが、免震対策があるので少し安心しました。すべての建物が免震構造になればいいと思います。
授業に対する感想
- どのようにして地震や津波が起こるのかがわかりました。
- 免震構造というものを知った。
地震とは?知らなかったことがたくさん。
教師
講師招聘のねらいと得られた効果
ねらい:
- 専門職の方たちからの聞き取りを通して、地震に関心をもち地震に対する対応を考える。
- 免震構造の建物についての講話から、地震と建物の関連を考える。
効果:
- 免震構造の建物の模型を示しながらの詳しい説明があり、地震への対策が進められていることに安心感を抱いたようだ。
- 新潟中越地震が発生した時期でもあり、地震について関心が高まった。
生徒が特に興味・関心を示した内容
- 阪神淡路大震災のビデオを見たとき、とても驚いていた。想像を絶する被害の大きさをビデオを通して知り、地震の恐ろしさ、自然の力の大きさを実感できたようだ。
- 免震構造の研究が進んでいることに尊敬と安心感をもったようだ。
教員の全体的な印象・感想・要望等
- 専門職の方の講話であったので、集中して聞いていた。特に、阪神淡路大震災の様子のビデオや免震構造の模型など、視覚を通しての講話には引き込まれて聞き入っていた。
- この学習のなかに、作業的・体験的な活動が組み込まれていれば更によかった。
クイズで楽しく勉強
社会人講師
生徒の反応、特に興味・関心を示した内容
- インターネットでのクイズ・ビデオでの免震建物と非免震建物との比較・パワーポイントの津波のアニメーションに興味を示した。
今後の留意点と課題
- 小学生にわかるように教えることの難しさを実感した。
全体的な印象・感想等
- 資料の選定・作成など自分自身の勉強にもなり、楽しい時間をもつことができた。