関西キャリア教育支援協議会

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モデル事業実施報告 東大阪市立高井田西小学校

東大阪市立高井田西小学校

実施概要

実施校 東大阪市立高井田西小学校
担当者 校長 内山 秀男
対象 5年生(32名)・6年生(38名)
実施日 平成16年10月1日(金)
内容 泥の家をつくろう
ねらい 自分たちの手で泥の家をつくることによってモノづくりの喜び・達成感を味わい、それらの体験をとおしてモノづくりへの関心を醸成する。
提供企業・団体 株式会社竹中工務店
授業場所 同小学校 校庭

授業までの流れ

6月4日
東大阪市立高井田西小学校へ連絡
6月11日
打合せ(1)<学校担当者・竹中工務店・竹中大工道具館館長・事務局>
内容:授業内容・日程調整
8月9日
開催日10月1日に決定
8月31日
打合せ(2)<学校担当者・竹中工務店・竹中大工道具館館長・事務局>
内容:前日の準備の確認、マスコミへの連絡
9月22日
打合せ(3)
情報発信、雨天への対応等
9月30日
事前準備 材料搬入・土台・足場づくり(左官部会の方々)
10月1日
実施

※授業終了後、学校・生徒・受入講師よりそれぞれアンケート回収し終了

実施カリキュラム

*10名ずつ7組(A~Gグループ)に分かれ約40分ずつの作業を実施し、木舞カキ・土ふみ・泥団子つくり・土壁ぬり体験・石膏型抜き・土塗り団子積み・藁屋根編みの、7工程を順次体験する。

時間 項目 内容
9:00~9:20 開会式
  • 校長挨拶
  • 大阪商工会議所 人材開発部部長挨拶
  • 竹中大工道具館館長挨拶
9:20~9:30   担当者紹介及び作業説明
9:30~12:00 泥の家づくり 各グループに分かれ作業
12:00~13:00 昼食  
13:00~16:00 泥の家づくり 各グループに分かれ作業
16:00 完成  
16:10~16:15 閉会式 校長挨拶、生徒から関係者へお礼
16:15~17:00 片付け  
17:00~17:10   校長から関係者へお礼
大阪商工会議所から関係者へお礼

★取材:東大阪ケーブルテレビ(虹色ねっとわーく)、朝日新聞社、読売新聞社

授業評価

生徒
授業から得たもの
  • 家の中に泥をぬる作業をしましたが、とても手が痛くこんなことを毎日している大工さんはすごいと思った。
  • 他のひとが職人さんに「上手いなあ」と言われているのをみて、自分も誉めてもらえるようにがんばった。すると職人さんに「君かべぬりが上手いな・・」と言ってもらえ、自分の思っていた通りになって驚いたがとてもうれしかった。
  • みんなが力を合わせてできた家。この泥の家を、自分たちが卒業するまで守っていきたいと思う。
授業に対する感想
  • 最初は泥を触るのが嫌でしたが、だんだん楽しくなりとても暑く、大変でしたがいろいろ初めての経験ができ楽しかった。
  • 最初、泥で手足がよごれるのがいやだったので、よごれないようにしていたが、友達が平気で泥の中に入っていくのをみて入りました。入ると案外大丈夫で逆に気持ちがよかった。

はじめはいやだったけど、裸足で土をこねるのって気持ちいい!

泥ダンゴつくり。簡単にみえて案外大変。

教師
講師招聘のねらいと得られた効果
ねらい:
  • すぐれた技術・技能をもつ本職の左官職人の方とのふれあいを通して、本物の業のすばらしさを感得させる。
  • 土をさわるという自然とのふれあいが少ない今の子ども達に実際に身体で土の感触を味わわせる体験を深める
  • 汗を流して働くことのすばらしさやものをつくり上げていく達成感をもたせる。

効果:

  • ふれあいを通して土の性質、わらの利用の意味、土壁の家の効用、こてによる土壁の塗り方等、技術的なこともさることながら、働くということのすばらしさを感じ取れた。
生徒が特に興味・関心を示した内容
  • 初めは手袋をして泥をいじっていた生徒たちであったが、すぐ素手になり泥いじりをしていた。特に裸足になって足で泥をこねる感触がとても気にいったようだ。
教員の全体的な印象・感想・要望等
  • 子どもたちのいきいきした顔、輝いた目で泥いじりにはげんでいる姿に感動した。
  • こんな子どもたちの明るい姿を久しぶりにみることができた。やはり子どもは、本来こういうことが好きなんだと改めて感じた。
  • 体験活動のすばらしさを再認識した。

泥ダンゴを職人さん、生徒全員で壁に塗る

みんなの力を合わせて完成!

社会人講師
生徒の反応、特に興味・関心を示した内容
今後の留意点と課題
全体的な印象・感想等
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